オカリナが表現する力は素晴らしいです。

その人となりを全て「音」が表現してくれるのです。

 

リーナ★リーナの発表会で二年続けて感動大賞を受賞(こんな賞はありませんが(笑))した、私の小学校の同級生のT君のお話しです。

 

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オカリナオンライン教室リーナ★リーナ

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T君は小学校の時から不思議な人気者です。いつも学校の中心メンバーと一緒にいました。T君と私はおそらく小学校の時に同じクラスではなく、ひとことも話したことはありません。それくらい遠い存在でした。それが数年前の同窓会で再会し、その後に開催されたコンサートに聴きに来てくれました。私からすれば、このことから驚きなのですが、T君はきっと人を応援する気持ちが強いのでしょうね。だから人気者だったのだと今では思います。

 

そのコンサートで私が演奏した「糸」で涙を流し、その後、オカリナを習いたいと連絡がありました。

 

「音楽なんて今までにまったく縁がなく、成績も悪かったしリコーダーも吹けなかったけど「糸」を吹きたいんや」と言うのです。

 

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さくらいりょうこパワーオカリナライブのお知らせ

★大阪)8月8日:梅田茶屋町ボニーラ(満席御礼)

★東京)9月7日:恵比寿アートカフェフレンズ

★お申込みが必要です。

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★追加公演・神戸)こちらは後日ご案内します

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その思いがどれほどのものか、その頃の私は知りませんでした。オカリナを選定し、新しく開講した教室で彼は習い始めました。不器用で楽譜が読めない彼は、なかなか思うようにオカリナの音が鳴らせませんでした。それでも熱心に毎回通ってくれます。そして、リーナ★リーナの発表会が開催されると知ると、出演の意思を示します。

 

曲目は「卒業写真」。

がんばればできるかな?

と、安易に考えていました。

 

 

それが…

なかなか…むつかしい…(;´∀`)

ソラーミーソラーミーのリズムから取れないのです。

 

んんん…どうしたものか?と思いつつ、秋の講演会シーズンで、その後のことはゆみ先生に任せっぱなし。そして、発表会前の伴奏合わせ(ここではじめて個人レッスン。強力に曲を仕上げていきます)がやってきました。そこには順番を待つ人が数人います。T君はおそらく生まれてはじめてのこと…ピアノの前にやってきただけで緊張していることがわかります。全身固まっているというか…想像つきますよね…

 

そして、吹き始めます。

 

 

ソラーミー♪

 

震えながらの音が鳴り響きます。なんとかリズムができていました。その瞬間、聴いていたゆみ先生が立ち上がり涙しているのです。「できた!!!」と。それまでの経緯は知らないけれど、かなり大変だったみたいです。そこに感動したい私ですが、時間もないので、どんどんレッスンしていくと、振り向いたらみんなが泣いているんです。

 

どしたの??

 

 

と、聴くと、みんなが「感動した」と言うのです。

上手とは、ほど遠い、たどたどしい演奏に、みんなが涙しました。

 

 

今から思えば、これがパワーオカリナなのです。

その人の気持ちを音に込める。

その人となりが音楽に表れる。

 

 

発表会当日、彼は一番バッターでした。小学校の同級生も応援に来てくれています。ステージに上がると、半端ない緊張からか、指が震えています。楽器を落とさないか?と心配なくらいです。そして吹きました。

 

 

ソラーミー♪ソラーミー♪

 

 

何度も止まりそうになりながら、最後まで吹き上げた彼は、とびきりの笑顔を見せてくれました。

 

 

会場中の人が涙を流していました。感動大賞なんてないけれど、それをあげたいくらいの演奏でした。他に上手な人はいっぱいいます。感動する演奏の方もいっぱいいます。でも、彼の演奏はみんなの心に残りました。

 

 

 

彼は言います。

 

「俺には、人を感動させることなんてできひん。でもな、自分の音に感動したいねん」と。

 

 

カッコ良すぎちゃう~って、同級生の私は言いますが、ホントそのとおりです。この表現力については、続きを書きますね。ちなみにT君は二回目の発表会では早くから「あなたに会いたくて」を吹きたいと。難しすぎるんちゃうか?と思いましたが、またもや感動大賞。彼の持つ魅力がすべてに表れているのでしょうね。

 

そんなT君。

もう糸は吹けるはずなのに、「まだ吹かへん。あれを吹いたら終わってします。オカリナ楽しいから、まだまだ続けるんや」と、なんとも嬉しい言葉をいただきました。

彼には「聴かせたい人」がいるのです。

 

 

 

オカリナは素朴な楽器です。

その音色には「伝えるパワー」があります。

それに気づいて、引き出せれば、最高のオカリナライフが手に入ります。

 

 

さくらいりょうこ🌸